第111章

ベッドの上でじゃれ合っていた二人は、やがてふっと静寂に包まれた。

丹羽光世は深い眼差しで、身下にいる島宮奈々未を見つめた。彼女の額にかかるおくれ毛をそっと払いのけ、その視線は奈々未の瞳から鼻筋、そして唇へとゆっくりと這わせていく。

咲き誇る薔薇のように艶やかなその唇は、摘み取られるのを待っているかのようだ。

光世の喉仏がゴクリと上下に動く。その些細な仕草が、奈々未の目にはたまらなくセクシーに映った。

奈々未は光世の喉仏に釘付けになり、たまらず手を伸ばしてそっと触れた。

「あなたの喉仏、すごく綺麗」

その接触はまるで電流が走ったかのようだった。光世は奈々未の手を掴み、情欲を滲ませた...

ログインして続きを読む